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■ VOL7 ■ 「*国語を制覇するための王道はありません。〜学力を積み重ねていく方法とポイント〜」 2010.3.1 update 「ローマは1日にしてならず」という言葉があります。 このことわざは、国語の学習についても当てはまります。 それは、一つとして、国語という教科は、知識をただ単純に詰め込んで力を伸ばせる教科ではないからです。 では、「何をどのように」積み重ねていったらいいのでしょうか。 しかし、ここでお母さまにぜひお願いしたいことは、 例えば、以心伝心という四字熟語を学習するとしましょう。 ただの暗記は、すぐに忘れますが、日常会話で使っていると、 「今日のお夕飯はカレーにしようかな」 「わ〜い、ぼく食べたかったんだ!」 「そうでしょう、以心伝心よ。なんだかそうじゃないかな〜、と思ったの」 という具合に、何気なく使えばいいのです。 お子さまが新しい知識を学習したら、それをぜひお母さまが意識をして会話に取り入れて下さい。 できれば、お母さまとお子さまとで、短い手紙のやり取りなどを通して覚えた言葉を楽しんで頂きたいと思います。 「以心伝心でカレーが食べたいということがわかりました。 ですから、今日のお夕飯はカレーにします」 という具合でけっこうです。 お子さまが笑ったらしめたものです。 知識を知識として終わらせず、それを活きた日本語として思う存分親子で楽しんで下さい! ■ VOL6 ■ 「たくさんの言葉でお子さまの世界を広げてあげましょう!」 2010.2.10 update 人間というものは常に言葉を有効なツールとして使っています。 「受験」というのは、その力が紙の上で試されることになります。 言葉をたくさん知っていればその知識を使って文章の情報も簡単にキャッチすることができます。 「国語の得意なお子さまはたいていの場合、 すべての教科は日本語で書かれているのですから、
では、どうすればより多くの言葉をインプットできるのでしょうか。
親子の会話が実は一番お子さまの言葉を増やせる時間なのです。 |
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■ VOL5 ■ 「入試直前のマインドコントロール」 2009.12.28 update
成功戦略 〜絶対実行してほしい3箇条〜 いよいよ6年生のお子さまは、受験本番が刻一刻と近づいてまいりました。 しかし、実はこの直前の時期が正念場でもあります。 ところが、「あともう少ししか時間がないのにどうしよう」という焦りに潰れてしまいそうになったり、 1.絶対にグチらないようにする! グチを言ってしまうとマイナスのイメージがそのまま自分やお子さまの心の中に浸透していきます。 もし、グチを言いたくなってしまうような時は、何度も深呼吸して空を見上げて下さい。 2.お子さまのいいところだけに注目し、そこの部分をたくさん褒めてあげる! この時期は、親も不安でたまらなくなります。 これはおそらく多くのお母さまが経験されていることでしょう。 お子さまを責めてもな〜んにもいいことはありません。 3.無理は禁物!体調管理を万全に! この時期は根を詰めるような学習スケジュールは控えた方がいいと思います。 学習することももちろん大事ではありますが、穏やかや精神状態を保ち、また、健康な身体を保つことで、 栄養のある食事をして、睡眠時間をしっかりとること、 最近は、試験当日体調がすぐれず、「保健室受験」をすることになってしまうお子さまも増えているようです。 以上、私が述べた3箇条の内容はごく当たり前のことのように思われるでしょうが、この時期はなかなか 毎日の小さな積み重ねが結果的に大きな成果につながります。 ■ VOL4 ■ 「心が疲れたときのマインドノート」 2009.11.29 update 中学受験生を抱えていらっしゃるお母さまから最近、お母さまご自身の健康維持のための身体的、精神的 中学受験に向かっていく時期は、お母さまの心が疲れてしまう日もあると思います。 でも、「思い通りにならない時」って実は大きなチャンスなのですよね。 前回のコラムの中で、「逆境は誇り高きものである」と書かせて頂きましたが、今回は、その逆境を乗り越える 何かの壁にぶつかった時、その糸口をつかむ方途として、“ノートに自分の思いや考えを書き、客観的に自分を 次に、「どうして思い通りになっていないのか」という、その原因を探り出してそれを書いて下さい。 「仮説」を書いたらそれを「検証」し、「実行」してみましょう。 「自分を客観的に冷静に見つめる」 そのプロセスが、すごく自分を飛躍させてくれるはずです。 ■ VOL3 ■ 「逆境は誇り高きものなり」 2009.10.30 update この「逆境は誇り高きものなり」という言葉は、以前、新聞を読んでいた時に偶然目に飛び込ん できた言葉なのですが、感銘を受けてすぐにメモをとり、それ以来、自分の人生訓のようなものと なりました。いつも何かの壁にぶつかった時、この言葉を思い浮かべるようにしています。 すべてが思い通りにいく人生を送られている人も、この世の中に、もしかしたらいらっしゃるのかも しれませんが、やはり大抵の人は、いろいろなことにつまずいたり、失敗したり、思い通りにいかず 歯がゆい思いをした経験をたくさん持っているのではないでしょうか。 でもこういった諸々のことは、実は苦労ではなく「中身の濃い人生を送っていることなのだ」と最近 つくづく思うのです。 かつて徳川家康は、武田信玄にコテンパンにやっつけられて心身がボロボロになった時、 「勝つことばかり知りて負けることを知らざれば害その身に至る」 と言ったそうですが、惨敗し、屈辱を味わいながらもそう言い切れる精神力には驚かされます。 中学受験の時期においても、逆境はつきものです。 我が子がサクサクと学習をこなし、成績もウナギ上りなどというように、そうそう自分の思うように すべてが進むわけではありません。 ストレスを感じてしまう日もあると思います。 また、お母様というのは、我が子の学習だけがたいへんなわけではありません。 毎日は忙しく、そして日常生活の流れの中でもさまざまな壁にぶつかることもあるかと思います。 でも、「思い通りにならない時」って実は大きなチャンスなのですよね。 そのチャンスを活かしてさらに大きな自分に成長したいものです。 まずその時は、ゆっくりと心を落ち着かせて深呼吸をして下さい。 そして「何が思い通りになっていないのか」を焦らず立ち止まってじっくりと考えてみてください。 もやもやとした心の状態から、「何が」というその正体を明確にしましょう。 次に「どうして思い通りになっていないのか」という、その原因を心の中で探り当てて下さい。 そして「何をどう軌道修正していくと望ましい方向にベクトルが進んでいくのか」という対策を自分の 中で組み立てていくといいと思います。 冷静に「今、起こっていること」と「自分」を対峙してみて下さい。 そのプロセスが、すごく自分を飛躍させてくれるはずです。 かくいう私も、日々奮闘しておりますが、できるだけ自分を見つめて少しでも成長できるように努力 していきたいと思います。 「逆境は誇り高きものなり」です。 負けそうな時、くじけそうな時、それを大きなチャンスと受け止めて毅然と背筋を伸ばして前に進んで いきましょう。 ■ VOL.2 ■ 「確かな一歩の積み重ねでしか遠くへは行けない」 ちょっと前の話題でたいへん恐縮なのですが、イチロー選手が「9年連続200本安打達成」 という新しい勲章をまた手に入れました。 もともと野球には興味がなかったのですが、日本中を感動で沸かせたあのWBCでのイチロー 受験に限らず、どの分野でも「成功する人」には、何かその人に才能だけではない、精神的な その「成功の秘訣」を探りたいと思ったからです。 今回のコラムのタイトルも、イチローが常日頃口に出して言い、また実行し続けている言葉です。 「千里の道も一歩から」とはよくいいますが、スーパースターのイチローでさえも、毎日 チームメイトがいつもイチローに感心しているのは、「精神面や体調面など、自分のことを冷静に
重要ポイントは「毎日」です。 これは、受験生も同じですよね。 「毎日少しずつでも漢字を覚える」ことや、「毎日計算問題を欠かさずに解く」などは、その繰り返しが 例えば、確実に漢字を1日10こ覚えていけば、1年では、3650個の漢字を習得できます。 また、計算問題を1日5題解くだけでも、1年では、1825問も計算練習をしたことになります。 当たり前のようですが、これこそが学力の「底力」をつくるのです。 「こんなちょっとずつの学習で、本当に大丈夫かしら?」と思えるような学習でも、長い年月の積み重ね
「すごく頑張る日」があったり、逆に「ぜんぜんやらない日」があったりという繰り返しでは、なかなか底力 「確かな一歩の積み重ねでしか遠くへは行けない」のです。 「今日やらなくても・・・」という先延ばしにしたい誘惑に打ち勝って一日、一日、着実に進んでいって下さい! ■ VOL.1 ■ 「中学受験を親子の素晴らしい経験にしましょう!」 中学受験生というのは、(当たり前のことですが)まだ小学生です。 ですから、塾を決めたり、参考書や問題集を選んだりするのは親御さまの役割になります。 中学受験は、やはり親子で手を取り合って目標まで歩いていくものだと思います。 しかしながら、目標までの道のりは誰にとっても平坦ではありません。 常に順風満帆、追い風だけで目標まで勢いよく走れる親子はきっとそうはいないでしょう。 私の経験を申し上げると、ちょうど重い荷を背負ってまだ暗い午前3時頃に我が子と山を 一歩一歩登って行くのと似ていましたね。 途中石ころがころがっていたり、大きな川に阻まれたり、ゴツゴツした岩があったり、谷底も ありました。(笑) ただ、ただ、我が子の歩幅分の一歩手前を手元の明かりで照らして諦めず少しずつ歩いて きました。 でもそうやってひたすらに歩いていると、徐々に日が昇り、うっすらと明かりが射してきます。 振り返ると今まで過ぎてきた長い道が見え、川が見え、谷も遠くに見える。 この時に、ああ、ここまで登ってきてよかった、と思えるのです。 山を登りきったとき、太陽が光り、視野が一気に広がり、向こうにあった山の稜線が見えます。 そして気付くのです。 我が子と手を取り合って山を登りきった時、一番人間として成長していたのは自分自身で あったと。 中学受験はお子様の学力や精神力を鍛えますが、何よりも母親が心身共に鍛えられます。 険しい道のりを歩いてきた分だけ、身体も精神も鍛えられ、体力も気力も今までの自分とは 比較にならないくらい強靭になります。 中学受験は「親子の二度とない素晴らしい経験である」というのは私の持論です。 大切なのは、焦らずお子さまの歩幅に合わせて着実に進むことです。 (無理矢理お子さまの手を引っぱって走り出したら転んでしまいますよね) そして、親子で、目標に向かう尊い道のりを一歩ずつ手に手を取り合って諦めずに進んでくだ さい。 受験生のお母さま、今この一瞬、一瞬を大切に。 親子で山頂に辿り着くことを心から応援し、祈っております! |
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