「青さん」を偲ぶ会

 さる5月の週末、「成田ゆめ牧場」で「青山東男 偲ぶ会」が行なわれた。鉄道好きのには「けむりプロ」の「青さん」といえば、あああの、と思い浮かべるあの「青さん」がこの3月に急逝された。イノウエにとってもそれこそ学生時分からよく遊んでもらった忘れられないおひとり。ったく、急にいなくなるなんて、困ったもんだ。ため息をつきながら、クルマを走らせたのだった。
 いまも「成田ゆめ牧場」には2フィート・ゲージの線路が敷かれ、もと台湾で使われていた楠木製作所製3.5t機をはじめとして、普段はディーゼル機が、年になんどか蒸気機関車による運転が行なわれている。行くたびに車庫が造られていたり、線路が増えていたり、客車が完成途上にあったり、活発な活動が行なわれていることが伺える。運営している「羅須知人鉄道協会」の提唱者として「青さん」の名は忘れられないし、イノウエも初期の会員ということで、時おり訪ねては遊ばせてもらっている。「青さん」はじめみんなの夢は多くの仲間によって、わが国唯一といっていい趣味団体による保存鉄道として維持されている。http://www.rass-rail.org/line.htm
 会の終わりは「成田ゆめ牧場」の鉄道で6号機の牽く「追悼臨時列車」の運転。ご家族はじめ、みんなで乗り込んで蒸気機関車に牽かれて牧場の線路を一周したのだった。合掌

いのうえ コラム