■「新しい鉄道模型のススメ」
われわれの周囲にも、再び鉄道模型を、というヒトが少なくありません。
むかし学生のころは頑張っていたのに、すっかり仕事が忙しくなって。
それがようやく、時間がまた取れて、何か打ち込める趣味を、と鉄道模型に戻ってくる。
そういう方、大歓迎です。
むかしとっていた懐かしの鉄道模型誌。
今でも毎月でているのを見つけ、ちょっとページをめくってみると、えらく綺麗にカラーが多くなっている、と感心したり。
16番、HOは相変わらず盛んなようだけれど、ちいさなNも凄い製品数それにHOjだとか見慣れない製品も出ていたり。
そんななかに、わたしどもの「TT9」を発見してくださった方も居られるかもしれません。
「TT9」は2000年に、新たな構想のもとに提案し、細々ではありますが生産を開始した新しい「ゲージ」です。
縮尺は、1/120。16番よりはるかに小さく、細密感が売り物です。
線路は9mm、つまりNゲージのものを利用します。
16番は1/80なのに、ゲージは16.5mmで「がに股」だった。
だから13mmゲージがつくられたりしたのはご存知の通り。
今では世界基準の1/87で12mmの線路を使う、正調HOの日本型も増えていますが、それと同じように世界基準の1/120で、国鉄ゲージは9mmが正しい縮尺、つまり「ファイン・スケール」ということになります。
「TT9」は高い理想の元、誕生しました。
国鉄時代の車輌を模型化する場合、
*ファインスケールであること
*工作できる大きさ(Nゲージは工作するにはちと小さ過ぎる)
*編成で運転するにも手ごろなサイズ
というような利点を持っております。
ずっと16番をはじめ鉄道模型をつづけてきたわれわれが、たどり着いた理想のサイズ、といったら言い過ぎかもしれませんが、そんな思いで「TT9」はスタートしております。
もし、新たに鉄道模型の世界に戻ってこられたのならば、この新しいゲージを見守り、一緒に進めてみるのはいかがでしょう。
そんなに速いペースではありませんが、われわれは「TT9」を頑張りたいと思っております。
是非、共鳴いただけますよう。