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■コンマスとして  1 2

□思い出リスト  ■アルス・ジャズ・オーケストラ 

日記はmixiの方でつけていますので(本名でやってます、マイミク歓迎)
こちらにはmixiから音楽に関係することを抽出していこうかと思います
いわば自分メモ。
勿論ご意見歓迎です。
偉そうに聞こえる、という事であれば、すいません。
今後文章力つけていきたいので、適宜修正していきますので何卒よろしくお付き合い願います




■コンマスとして気を使っていること




No.1

とりあえず自分がコンマスやるときに一番気をつけてることは メンバー一人一人の存在感を均等にするよう頑張る、という事です。
音量バランスを均等にする、という訳では必ずしもないけど、
メンバー全員に「そのポジションに自分がいる意義」を見つけてもらおうとかするのです
・・・口に出して言ったことはないんだけどね(恥)

でもコンマスやるからには、「そのポジションがその人じゃないとダメな理由」をしっかり考えてるかどうかで大分変わると思います

で、もうちょっと実践レベルの話をすると、
「聞こえ難い楽器を常に聞く、聞けるようなバランスで作る」という事を意識すると大分バンドがクリアになります。
ギター・コンガあたりが良い例かなぁ
まぁラテンでコンガから組み上げるのはセオリーらしいんですけどね
4ビートバンドではギターを意識して組み上げるだけで大分サウンドが変わります

で、これをやるために最低限管が意識してなきゃいけない事が1つ。
音を外でハモらせる、外耳で聞くということ事です。
ハモ作るときに、どうしても側鳴りの音、ひどい時は頭の中で鳴ってる音でハモ作る人がいると大体音が濁ります

合奏形態がコの字体形の時が意識しやすいんだけど、コの字の中心で鳴ってる音を聞いてそれに向けてハモらせましょう



No.2

コンマスがやってはならないと思われる事は。
何より自分のバンドのメンバーに好き嫌い(技量も含む)を持つ事と思います
企画バンドだったらまぁそんな心配不要でしょうが・・

現役バンドだとちらほら見かけますね
というか、ほとんどのバンドといっていいかもしれん。
極論を先に書いてしまうと、人格的に嫌いな奴、技量が足りん奴はさっさとバンドから降ろしてしまったほうが良いです。
そもそも嫌ってる人に好かれる訳が無いのだから、するとコンマスを信用していない人間がバンド内に存在することになり、良いことありません。

が。

世の中そんな我侭通りません。よしんば通ったとしても、スパっと降ろした事で他の、メンバーに不信をもたれることもあるでしょう。
大体、降ろしてすぐ代わりがいるようなバンドも多くはないでしょうしね。(「代わり」とかいう考えがそもそもアレですが)

じゃあどうするか。簡単じゃないか。

仲良くしましょうよ。
降ろしたい彼の技量が充分なら尚更だし、一方「技量不足で降ろしたいのに人不足で降ろせない」なんて状況なら、仲良くして修正かけていってあげないと「意思疎通できない上に下手なレギュメンバー」なんて最悪な状況しか生まれないでしょうに

ここで「何を当たり前の事を」と思った方は大丈夫です。以下読まなくていいっす

コンマスの至上課題はなんでしょうか
もし上記を実践できないと思ってるコンマスがいらっしゃるなら
とても残念です
バンドが良くなる可能性を、コンマスの私情で潰すなんてもっての他です

コンマスはバンドメンバーを愛しなさい
コンマスの資質なんて詰まるところそれでしょう
音感なんて2の次です(俺も無いし)
何もコンマスに限った話ではないけれど。

もし
どうしてもそれができないなら
他の手段を必死に考えましょう。悩みましょう。
本気で悩めば、多分みんなコンマスの苦悩を理解してくれてバンドは良くなるでしょう。

「あいつ嫌い」で思考停止してるコンマスなんて下の下!
落ち着きましょ。
救いようのないダメな奴なんて俺は会った事ありません
みんな自分は大好きです
と言う事は、みんなどっかに好きになれる要素があるはずですよー





■天理大学ALS Jazz Orch.第35代との思い出

2006年は本当に、色々いい経験をさせていただきました。
出演していないからか、OBだからか、単に尊大になったのかは分りませんが、
多少偉そうな語り口になってしまう分は勘弁してください。ごめんなさい。

今年はライトとアルスにかかりきりでした。むしろアルス。ロスガラごめんなさい。

夏期休暇初日はライトの合宿にお邪魔しました。
勿論詰めきれない部分も沢山あったんですが、そもそも「詰めきれる」ような曲は毎年やってないバンドなわけで、
メンバー激変の中よく頑張っていたと思います。本番も、同志社の(自分的に)快演の後にあれだけ印象に残るんだから凄いもんです。
惜しい事があったとすれば、本番開き直りきれなかった事でしょうか。
例年本番直前まで悩みに悩み本番は解放、というパターンだった気がするんですが、多少悩みが本番中にも見えてしまったのが残念でしたか。

で、ライト合宿から帰ってきた夜ですが、その時実家には誰もいない。
しかもバルサン炊かれていたので掃除しなきゃいけない。めんどくさい。
という話をNOYAさんにしたところ、天理アルスに遊びにおいでよと。こういう流れでアルスに御世話になったわけです。
そして翌日、合奏も見ていってくれ、という事なので拝聴することに。

正直に書いてしまうと、(あまり順位に比較するのも良くないんですが)15〜25位クラスの演奏だったと記憶しています。
演奏精度の問題も勿論ありましたが、一番気になったことは「テンションの無い音がある」事。
普通テンションてものは高い低いはありますが、無いっていう状況は明らかにおかしい。
歌いきれてないとかではなく、休符も含めて歌ってない音が散発的にある。これはヤバイ。

僕の基本的な考え方ですが、ピッチやらタイムやら楽器の技術やらっていうのは「いかに歌を出すか」というためにあるものと思ってます。歌ってない状況というのはそれ以前の問題なわけで。

歌ってない音が一個でも入ると曲想がぶった切れる訳ですよ。
この点逆に、ライトとかコンテンポラリーをやるバンドになってくると、曲想が脆すぎるために嫌でも歌いきらないと曲が聴けたもんじゃなくなるわけで。
曲想の強度がある曲をやるバンドは特にこの問題にぶつかりやすいかと思います。

そんな訳だったので、アルスにはまず脳味噌をさんざん使ってもらって、その後に精度の問題にとりかかる事にしました。

この時点で大介入決定。コンマスのツトムはさぞやり難かったと思います。ごめんなさい。
さて改造にとりかかるわけですが、一番心配だったのは歌重視に切り替えることでアルスらしさが消えてしまうことでした。

その時点での漠然としたアルスの印象、というか関西系バンドの印象っていうのは「全音本命音」。
鳴らす事を最優先に積み上げるタイプのバンドカラーが多いかな、と。

歌重視にした時に、それでアルスのパワー感が落ちてしまうのが心配だったんですが、それまで散々練習してたのが幸いしてか杞憂に終わりましたね。一回音量落ちちゃった日はあったけど。
でもまぁ、飲み込みが早い早い。1日やっただけでバンドが激変しました。凄くクリアになったし、曲想に芯が入った感じに。

でその後、1日あいてまたお邪魔しに。丸1日口出ししておいてその後放置、っていうのも心配だったもので。それも杞憂でしたが。
歌いきれるようになり、精度も出てきたので今度は更に「効果的に歌う」という練習に突入。
メインはダイナミクスとアーティキュレーション。
ダイナミクスは本当に、精度がある程度ないとレンジが出ませんね。
mp、pで吹こうとしても精度が無かったり息入ってないとモヤついて、結局音量上げなきゃいけなくなるし、f、ffは大人数でやる事の音量的プラスαが出にくくなるし。
その点が昨年まで4強といわれてきたバンドの強みのひとつだったかとは思います。

そんなこんなをしているうちに、NOYAさんとふと「かずキチ呼ぶ?」とかいう話が勃発。ノリで電話したところ暇そうなので呼び出し。これが決定打だったのかしら。
彼の演奏技術も勿論かなりタメになったとは思うんですが、本当に凄かったのはドラムのチューニング。まさかここまで変わるとは。マジックみたいでした。
で、アルスOBのマイミク所長さんとかずキチと3人で、実はかなり問題を抱えていたリズム隊に集中練習。

本当は初日の時点から手を加えたかったんですが、リズム隊はなかなか変わらないというイメージがあったり、余裕なさそうだったりで手をつけなかったんです。が、全然間に合いましたね。
審査員特別賞までとってきたんだからほんとみんなよく頑張った・・
無理させてすいませんでした。

追記:
別に僕は「山野で勝つノウハウ」なんてのは意識したこと無くて。
アルスに限らず、意識改革してほしいバンド・プレーヤーをたまに見かけるのですが
「みんなと演奏するのが楽しい・楽器を吹くのが楽しい」から、
「出来る限りいい演奏をするのが楽しい、その時にいるのがいつもの仲間ならこんな幸せは無い」になってほしい。
そのために各自脳味噌酷使してくださいという事です。
楽器が上手い人なんて世の中いくらでもいます
ただ、イメージだけなら他の誰より高みにいけるハズです
少なくとも比較はできないはず。
それが一番の武器になると信じています。